本文へスキップ

キャンピングカー買取専門店 キャンパーハウス 名古屋、横浜を拠点に、全国どこでも無料出張査定

キャンピングカー買取専門店 
名古屋 横浜
買取

 保証がないキャンピングカーに注意せよ


お客様は新車として購入したつもりなのに、ボディーに修復歴のある車が買取車両として入ってくる記事を前回の記事で詳しく説明させていただきました。

電話でどこの会社ですか?なんて問い合わせをされてくる方も見えますが、ご勘弁いただいています。とにかく第三者によるチェックをしてくださいという記事です。

ただ、修復歴のことは、多くが説明不足です。また、こういった問題は言った、言わないということも、つきまといますので、非常に厄介な問題です。お客さん側が悪い場合がないこともない、ですからね。難しい問題です。

しかし今回の記事、問題点は、単純、販売店の完全な、やってはいけないミス、馬鹿げたミスです。お客様にいっさい罪はありません。100%キャンピングカー販売側の問題を今回は記事にしました。解釈の違いどころではないことだからです。ではこれから説明しましょう。

車には、国産車だろうが、輸入車だろうが、メンテナンスノートいうものが付属します。並行輸入車はここでは除外します。メンテナンスノート、整備手帳、保証書とも言われ、車の保証を証明するノート、本ですね。下記にトヨタを参考に写真を出します。




写真にあるように、トヨタの場合は、メンテナンスノートと表記され、その下に保証書と書かれています。このメンテナンスノート、保証書が車に付属していれば、その車には保証がついていると思っているキャンピングカーやさんが一部にあるのです。一部というより、今年だけでもそれなりの数、5件以上ありましたし、キャンピングカー販売店としては老舗中の老舗の会社でもありました。




このメンテナンスノート、保証書をひらくと、最初にトヨタであれば、トヨタ自動車の保証が書かれたページが出てきます。そしてトヨタの印刷された社印がドーンと押された、いや、印刷された印のページが見えます。ニッサンでもマツダでも、すべて同じです。上記の写真です。でもこれは保証書ではないのです。そしてなんの効力も持ちません。

多くの一般の方は、この印刷されたトヨタの印鑑があるページを保証書と思われているのです。それが、プロであるキャンピングカー会社側もそう思ってしまっているケースが2022年だけで、なんと5件もありました。当店だけですから、他の買い取り店を含めるともっともっと多くの数に間違いなくなるはずです。2023年、また二件、ありました。

実は、このページに小さく書かれています。



この保証は、保証登録書(下記写真)に記載されたお車を販売した販売店が、お客さまの氏名と、住所を書いて、販売店が捺印することで有効になる、そうしっかり書かれています。




つまり、メンテナンスノートや保証書があっても、上記の写真のページ、さきほどのページの次のページの、保証登録書のページがないとダメなのです。また、ややこしいのは、ページがあっても、ここにディーラーの印鑑、朱肉で押された印がなければダメなのです。保証はいくら新車であってもききません。

上記の写真は、ハイエースの保証書です。トヨタ自動車が製造し、この車はある県のあるディーラーの特販部が印鑑を押しています。

このディーラーの印鑑、印刷したものではなく、朱肉で押された印がないとだめなのです。

国産車の場合、3年はだいたい消耗品以外は保証がききます。5年間はエンジンやミッションなどの重要機構に保証がききます。その保証が、たとえ新車で半年、一年しか経過していなくても、きかなくなる恐れがあるのです。いや、恐れではないですね。ごねてもまず保証はききません。それほど厳格なものです。

驚かれるでしょうが、キャンピングカーという特性上、遠く離れた地へ旅に出て、故障をしたときまったく保証がきかないため、有償修理になるのです。

今年も、納車を一年待って、新車で納車されたのですが、その販売店のサービスや架装部分のアフターに嫌気がさし、納車半年、距離3000キロ、で手放すことを決意されて、当店が買いとりをした残念な車がありました。

なんと、なんと、保証書の印鑑のページが全く白紙なのです。地元の車買取店で保証書がないことで減額を指摘され、困って当店に連絡がありました、お客さんにアドバイスをし、販売店に電話をしてもらったら、「うちは新車で保証のない車を売ることはない」その一点張り、そうです、上記の意味がまったくもってわかっていないのです。

ほぼ新車の車だけに、この車の持ち主さんも査定に影響が出て、困って当店に連絡が来た経緯がありましたが、お客さんが製造会社に問い合わせてもまったくもってダメでした。ここの会社でキャンピングカーに乗られている人は、遠方で故障したら嫌な思い、有償修理になるのですから。嫌な思いだけではないですね、多大な出費にもなります。でも根本を理解していませんでした。

この会社は、上記の写真のメンテナンスノート、保証書があれば、「車の保証はOK」そう単純に思っているのです。完全に車の知識がないのです。今現在も印鑑は押していない状態で引き渡しをしていることでしょう。こういったケースが新車で、今年だけで、他の会社でも数件ありました。これは車というものに対して無知なケースです。この記事は2021年に書いていますが、2023年になっても、まだまだ出てきます。

これ以外に、もう一点のケースです。
キャンピングカーの業界では老舗中の老舗、新車も大量に開発し、中古車販売も行うプロ中のプロのお店が、展示車両、デモカーとして利用して、それを中古車として買ったお客さんからの買取です。

そのケースの場合は、新車登録から、デモカーでその会社が登録保証書に名前が掲載され、保証書が確立しました。その後、中古車として販売したのですが、そのお客様が半年で売却し、ちょうど新車から一年経過し、距離一万キロの車だったのですが、登録保証書のディーラー印のページを販売時に担当者が破り捨てていたのです。この場合は、もう何をしても復活は無理です。まんざら知らない会社ではないので、幹部に電話してあげたら、社内調査をするということで、後日連絡がありました。すると、今はやめた社員が、勘違いして、そのページを個人情報だと思って、その営業マンが在籍した時、すべての保証登録ページを何台も何台も、かなりの数、破棄していたようでした。教えてくださって助かりました。そう返答がきました。でも後の祭りです、このページの復活はまず99%難しいからです。保証なしの車になってしまいます。国産車の場合は、5年、10万キロ、重要部品の保証がされますからね。それがまったくなくなってしまうということです。他部門ではディーラー権も持つレベルの会社でもこういったことが2022年、現在で行われています。当然この車は、新車製造一年の車ですが、後の方は、保証なしの車に乗ることになります。たしかに個人情報ですが、氏名と住所だけ、げじげじで消して、車体番号やディーラー印は残すのが基本です。これは個人情報を勘違いした保証を切ってしまうケースです。

老舗だけに、ミスは起こしても、しっかり原因追及や対策を行うようです。さすがです。ただ、どんなに老舗であっても、破棄したこのページの保証復活はまずできません。メーカーが保証をいっさい受けないからです。それぐらいこのページは厳格に扱われます。ですから、我々プロの間では、売り買いの際、保証書「ある無し」が明確に問われます。特に新車から3年未満の車で、保証書のディーラー印がない場合、国産なら10万円以上、輸入車の場合は軽く30万以上価値が低くなります。特に欧州の高級乗用車の場合は、50万、100万と軽く値が変わってきます。現実、中古車業界には、この保証書がない車が、大量にあります。また大量にあるからゆえに、しっかりチェックするのが車屋さんなのです。特に輸入車などの場合は、ディーラーが新車が売れないことで中古車として市場に出す場合、わざと印を押さずに市場に出すケースもあるからです。キャンピングカーの場合は、キャンピングカーを作っている会社が車屋さんではないことでこういった馬鹿げたミスが起きてしまうのでしょう。

老舗のケースは、まだ新しい中古車を販売し、保証期間がきれてしまうトラブル例ですが、前述のように、まったくの新車なのに、新車にも関わらずディーラー印が押してないケースの場合、もし、北海道などで、ミッションやエンジンの故障をして系列店のディーラーにJAFが持ち込んだ場合、まず、全額自費になります。上手く交渉して発効側のミスとなれば保証がきくでしょうが。

前述のケースはキャンピングカーだから起きるケース、老舗の保証ページの破棄は、キャンピングカーだけではなく、一般車両でも起こりえる話です。普通乗用車もぜひご確認くださいね。

前述の保証書が白紙の場合は、なぜこんな馬鹿げたことが起きるか、起きたかといえば、当店でメーカーから逆流して特販部を突き止め聞いたところ、まず製造会社からディーラー特販部に車が来て、その車をキャンピングカーの製造会社に納車をしました。しかし、その段階では、ナンバーがついていませんし、お客様の住所もわからない、だから、前述の保証登録書が詳細に書けないわけです。

そして、キャンピングカー製造会社がキャビンをのっけて完成したところで、特販部にナンバーの報告、お客さんの個人情報を伝え忘れた、特販部も定年退職した人が新たに特販部に定年延長として採用されてこの仕組みがよくわからかった、だから、かなりの台数、ノーチェックだった、そう言われて、これからはしっかりするということでした。こちらが連絡するまで数年間、印が押されていないようでした。自動車の保証の基本を知らずに、自動車を販売しているわけですから、とても怖いことが起きているのです。

キャンピングカーを購入する人はぜひ注意してください。そして、今、キャンピングカーを購入して、乗っている人はメンテナンスノート、保証書をしっかり確認してディーラー印が押してあるか、大至急確認してください。どこの会社かという問い合わせはご勘弁ください。一社ではありませんから。

もし押してなければ、新車で購入して、その人が所有しているワンオーナーの段階でしたら、ディーラーにかけあえば、まず印を押してくれるはずです。ここで勘違いしないでくださいね。キャンピングカーの製造会社、ビルダーは、ディーラーではないのです。ディーラーとは、神奈川トヨペット、静岡トヨタ、こういったところがディーラーになります。だいたいは、キャンピングカーの場合は、ベース車両はディーラーの特販部が扱っています。でも、新車時から印がない場合でも、名義が、すでに第二オーナーになっていたら、なかなかこの復活は難しいと思われます。まず99%無理です。

また、第二、第三のオーナーは、当然、保証がない車になってしまうのです。新車から半年、距離がたった千キロであってもです。

これを保障継承といい、第二オーナー、第三オーナーへ保証期間は保証が継承されます。これもなくなります。第一オーナーに保証権利がないわけですからね。それぐらい今回のことは、大切なキャンピングカーを台無しにしてしまう馬鹿げたことなのです。

全国を旅するキャンピングカーだからぜひ確認してください。旅先で故障して、新車なのに、修理費が有料だ、なんて言われたら、旅の楽しい思い出が一瞬でふっとんで消えますからね。キャンピングカーの場合、横転事故が起きるほど、フル積載の状態ですから、ミッションやエンジンなどの故障は起きやすい車なのです。

余談になりますが、当店の記事は、キャンピングカーライターさんがそこらじゅうの記事で著作権侵害、つまりパクリを行っていますが、足回り系の記事や、キャンピングカーを間違うな、また前回の新車なのに事故車の記事、そして今回の新車なのに保証がない、こういった踏み込んだ記事をこれからもどんどん書いていきます。盗めないようにわざと超ロング文にしてます。


当店の代表が中部地区ではじめて8ナンバーを取得してはや43年が経過しました。キャンピングカーの横転問題、不正改造、キャンピングカーユーザーの方が、すこしでも安心してキャンピングカーに乗れるようになるために、パクリライターとは違って、本物の記事をこれからも提供していきます。

ぜひ、保証書があるか、成立しているかを、大至急確認してください。また、新車や、国産なら5年未満、輸入車なら3年未満の車を購入したら、引き渡されたら、メンテナンスノートのディーラー印を確認してください。ごくまれに、お客さんがメンテナンスノートを重要なものだと思わずに、捨ててしまうケースもありますがね。

ぜひ、メンテナンスノート、保証書を確認してください。ご家族の大切な命を乗せて走る車、全国を旅する車、それがキャンピングカーですから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

キャンピングカーライターさんへお願い

昨今、キャンピングライターさんがばれないと思われるのでしょうか、著作権侵害、つまりパクリをおこなわれます。大変残念ですが、個人、法人、二名を刑事告訴させて頂き、書類送検をさせて頂きました。

さまざまな記事は私たちの経験から書かせていただいておるもので、警察対応では、ばれないと思った、そう言われます。無断転載、無断引用は重たい犯罪行為です。絶対にお止めください。




キャンピングカー買取専門店

キャンパーハウス



キャンパーハウス

 キャンパーハウス