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輸入車のキャンピングカーは買うべきか


輸入車、外車のキャンピングカーは買うべきか、避けるべきか。2023年、フィアットのキャンピングカーが本格的に日本のビルダーが製造をはじめたことで、このページのアクセスが非常に増えています。

   
  

今回のアドバイスは非常に難しい問題である、まずそう言ってスタートをいたしましょう。輸入車は、ズバリ、「当たり」「はずれ」がある、だからです。

メーカーによっても「当たりはずれ」、個体によっても「当たりはずれ」、代理店によっても、担当者によっても「当たりはずれ」がある。何もかもにおいて、「当たりはずれ」があります。そう結論を出して、お話を進めてまいります。そして、これらのはずれが複数で重なれば、とてつもない「はずれ車両」になる場合も出てきます。



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外車、輸入車と一口に言っても、それこそ、イタリア製、ドイツ製もあり、ドイツ製と名乗っていても後部の生産は違う国であったり、アメリカ製もあり、はたまた昨今は、日本製を装おうキャビンは中国製の車もあります。ですから、こういった生産国においても当たりとはずれがあります。

ドイツ製、イタリア製、アメリカ製のキャンピングカーは、悪い部分が一部にあったとしても、そこは「ローマは一日にして成らず」、キャンピングカーの先進国が製造する車ということもあり、走行性能や生活空間の価値はとても高いものです。そして、たとえハズレ部分があっても、ハズレ部分を軽く埋めあわす力さえもあります。

実は、関東の買取責任者と当店の代表は、20年以上、大型輸入車やドイツ製大型キャンパーに乗っています。その経験からも、お伝えいたします。その経験から、「個体」が当たりであれば、これほど素晴らしいキャンピングカーはない、そう言っても過言ではないと、輸入車の名誉のために言っておきます。


まず良い点は、優れたシャーシー性能であること。高速での安定感は、トレッド幅があること、ロングホイールベースであること、これは日本のトラックベースのキャンピングカーではまったく味わえないしなやかな感覚といってもよいでしょう。唯一、国産では、グランドハイエースをベースにしたキャンピングカーはこの走行感覚に近いものがあると思います。ただ、そんなグランドハイエースも本格的なシャーシー構造ではないために、下回りは錆に弱いですし、シャーシー下にバランスよく重量物を設置することも難しく、海外製のキャンピングカーの走行安定性能には遠く及ばないものがあります。

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ただ、ヨーロッパ製などにある、FFである車両の場合、前輪で後ろのキャンピング部分を引っ張って走る構造ですから、当然のごとく高速ではハイレベルで安定します。リヤカーを後ろから押せばふらつきますが、前から引っ張れば安定するのと同じ理論です。しかし、そんな理論は、冬の坂道では、今度はいっきにつらくなり、チェーンを巻いても登らない坂も出てきます。それがFF構造で重量バランスが特殊なキャンピングカーの利点と弱点です。こういった知識を持って、明確に行く場所を決めてバカンスを楽しむのであれば、これほど素晴らしいキャンピングカーはないといっても良いでしょう。


 エンジン 排気ガスに問題が


さて、そんな素晴らしいドイツ製、ヨーロッパ製のキャンピングカーですが、昨今、排ガスのデーター偽装が表面化しましたが、どうしてもディーゼルは排気ガスの対策が必要になってきます。

ディーゼルエンジンの排出ガスのうち低減しなければならないのは窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)です。これはシーソのようにどちらかをとれば、どちらかが不利になるもので、良く燃えるエンジン構造にしておいてエンジン側でPMの数値を減らし、排気管の途中でNOxを低減させるシステムをつける場合と、逆に、燃焼を抑えたエンジン構造にしてエンジン側でNOxの数値を減らし、排気管の途中にPMを低減させるシステムをとりつける、こういった大きくは相反する二つの構造方式でディーゼルは走るようになっています。

どちらにしてもこういった低減装置にはセンサーが絡みます。そのセンサーが非常に安定した個体と不安定な個体が出てきてしまうのです。ですから、排気ガスの警告灯が常についてしまう個体があれば、乗り始めてから何年もずっとまったく問題のない車両もあれば、それぞれの個体で非常に大きなばらつきがあります。これが、言葉使いは悪いですが、前述の 「当たり」、「はずれ」という、高額なものを買うオーナーとしては、まったく納得がいかないことと向き合うことになるのです。

     


こういった現象は、高速道路を常に使い、高額な輸入キャンピングカーでも、距離をまったく気にせず、どんどん乗り回す、ヘビーユーザーにはあまり起きないもので、逆に、たまにしか乗らない、距離が伸びていない、大切にのられたお車こそ、エンジンの不調、排ガスランプの異常点灯が起きやすくなる、嫌らしい現象が起きやすくなります。

また、エンジンチェックランプが点灯すると、車検に受かりませんし、事実上エンジン保護の観点から、馬力が制御され、速度が出ないようになります。また安易に安価な診断機でランプを消す作業を繰り返すと、本当にエンジンに問題がある場合は、途轍もない出費が出ることになります。


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ですから、我々、買取り店はそういったリスクを考慮して輸入車の買取を行うことになり、なかなか値が付きにくい、値がつけにくい、売られる方にとっては腹が立つ、売却になってしまう側面があるのです。これは店頭に並べる、中古車店も同じで、同じというより、我々よりも、もっとリスクがあり、前オーナーがどういった乗り方をしていたか、まったくわからずして、店頭に並べ、アフターサービスをしなければならないリスクを抱えますので、中古車となると、国産車と比べ、それなりの高額な利益、アフター金額を上乗せした店頭販売になってしまう側面がここにあるのです。

調子のよい車は、意外に距離とびの車なのですが、今度はそういった車はなかなか売れませんし、かといって新車に近い、わずかな走行キロしか走っていない車を仕入れると、様々な問題を抱える車も一部にある、そういったリスクを抱えることになるのです。これが輸入車の大きな特徴です。

実は、輸入車のキャンピングカーだけではなく、これは、BMW、ベンツの乗用車でもディーゼル仕様は同じことが起きています。ですから、ベンツであればメルセデスケアー(保障)がついている期間は、ディーゼル車はそれなりの値段が付きますが、保障が切れると極端に値が落ちる傾向があります。実はこういったことが理由です。かといって距離を乗っている車が安心だからといっても、なかなか距離を乗った車を喜んで買う人は少ないですからね。当然査定金額はそれはそれで厳しくなります。もうひとつ排気ガスのセンサーではなく、インジェクションといい、燃料を噴射するノズルのつまりに悩むケースもあります。これは、一時、国産のハイエースでも起きたことですが、ディーゼルは本来は強いエンジンなのですが、繊細な部分もあるのです。輸入車の場合、この噴射ノズルの交換に4,50万かかる場合も珍しいケースではありません。


こういった故障リスクを認識したうえで、乗られるのであれば、ヨーロッパ製のキャンピングカーは国産のキャンピングカーとは比べ物にならない安定感で高速移動を可能にし、優越感に浸れると思います。

また、ヨーロッパ製と違い、アメリカ製のキャンピングカーは、ガソリン車がベースになります。いとも簡単に壊れますが、いとも簡単に直るのが、またアメ車の特徴です。国民性の違いでもあるでしょう。アメ車は本体には耐久性がありますが、細かな部分はちょこちょこ壊れます、ただ、そんな時もパーツ類は潤沢に入ります。

しかし、ヨーロッパ製のキャンピングカーは、部品がなかなか入らないことがあります。これは、それぞれのキャンピングカーがそれなりの製造台数を持っているために起きてしまうことなのです。日本ではライバル社であっても、バンテック、ナッツ、だいたい共通部品で車両を構成しています。ですが、ヨーロッパのキャンピングカーはそれぞれのメーカーがそれなりの製造台数を持っているために、独自の製造部品であることが大きな理由です。ゆえに一つの部品が、数か月かかることがあるのです。単品で複数の代理店を経由して輸入、空輸するからです。輸入代理店であっても、なかなか時間がかかるのはこういった理由です。

ですから、輸入車のキャンピングカーに乗る場合は、広い心、大きな心で、少しぐらい乗れない期間があっても、不具合な場所があっても、高速安定性能に私は大満足しているんだ、そういった気持ちで向き合える方でないと、難しいと思います。それが、カーセンサー、グーネットで、高年式、ほとんど乗っていないけど、中古車として輸入キャンピングカーが売られている、大きな理由だとお考え下さい。

腹が立つでしょうが、はっきり、輸入車は、乗る者、乗り手を選んでくるからです。

 細やかな装備も


ドイツでは、高級車、乗用車でもミッションの仕様があります。ですから、当然のごとく、キャンピングカーもミッション車が多いのが特徴です。ゆえに国内にもそういった車両が輸入されてきます、大型車両で、左ハンドル、しかもミッションとなると、なかなか、中古車となると、次の買い手が決まりにくいこともあります。輸入車を買われるときは、右ハンドル、オートマチックになされておくと、初心者の方は良いと思います。安全のためにもです。我々買い取りメンバーは、すべて大型車、特殊車、牽引のライセンスを持っていますが、それでも輸入車は輸送時にはとても気を使います。


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 故障の不安



また、右ハンドルであっても、多くの車両はエントランスが右側であるために高速道路などで故障した場合は、危険が伴うことは十分理解をされておくべきです。ただ、そんな輸入車はサイドミラーが細やかに調整が利きます。それが日本車にはない特徴です。高速道路に流入するときの事故を想定して、細やかなミラー装備がなされています。通常のもの、下部を見る機構、湾曲したミラー構造、こういった面が国産とは一線を画しています。

当店の代表が乗る、Sクラスの最新のディーゼルでも5000キロでエンジンチェックランプがつき、専用テスターで診断し、O2センサーを交換すれば、二週間後にセンサー異常でまた別のセンサー交換を余儀なくされる。2022年、現在でも、最新型のベンツでも輸入車はこういったレベルです。メルセデスケアー、つまり保証がついている期間は無料ですが、本来の請求書は軽く30万、40万を超えてきます。

最新の乗用車ですら、まだまだこういったもの、それが輸入車です。ゆえにアメリカにおいてカスタマーの上位を常に日本車が占めることになるのです。キャンピングカーの多くは、フィアットがベースになります。反感を持たれますが、フィアットの信頼性はそれほど高いものではありません。乗用車のフィアット店では、旅先で、デュカトはいっさい対応はしてくれません。

実は、三菱自動車のキャンター、ローザなどは、国産車ですが、エンジンチェックランプが点きやすい傾向があります、運送業界では周知の事実です。フィアットとの共同開発のエンジンを積んでいるからです。我々が、積載車を購入するとき、三菱キャンターの営業マンは、はっきりと、「故障はするが、アフターは全力できちんとすると」いい、販売をします。が、現実には我々は、値引きがなくても、いすゞの積載車を購入しています。ですから三菱の営業さんはとても苦労をしています。

過去に高速道路でJRバスの火災、四国で故障車ローザへの追突死亡事故、いずれも三菱製でした。ローザの年式が不明ですので、フィアット製のエンジンかはわかりませんが、高速道路上でのエンジン不調は突然起きるので対応はとても難しいと思います。

日本車のエンジンとは輸入車のエンジンは信頼性が大きく違います。輸入車のオーナーになれば、最低限JAFには、入っておくべきです。万が一の故障の際には、頼もしい存在になってくれます。3トンを超える車はレッカー誘導は断られますが、大型レッカーなどの現地での紹介はしてもらえますし、一時的な対応はしてもらえます。そして、消火器の搭載、高速道路では、車内には絶対に残らないことです。

ドイツ製の大型キャンピングカーに長年のる経験や、当店のスタッフたちが難しいウェストファリアを所有する経験から、お伝えしておきます。

国産車には「壊れない安心感」があり、輸入車には「壊れる楽しみ」があると。これは、悪ふざけた言葉ではなく、こういった乱暴なアドバイスが「腑に落ちる」方は、輸入車が似合う方だと思います。そういった気持ちがなく、内装のクオリティーと雰囲気だけで輸入キャンピングカーと向き合う方は、一年未満、距離、5000キロで手放すことになるでしょう。輸入車がだめということではなく、良くも悪くも、国産車があまりにも故障しない、車になってしまったのではないでしょうか。


 外れても喜びは大きい


輸入車は、「当たり」「はずれ」がある。今回は、非常に失礼な記事です。ただし、「はずれ」であっても、国産にはないクオリティーが得られます。湿度や温度も大きく違う海外で造られていますから、夏の極端に暑い時期は、ベース拠点を選ぶ必要があります、ヨーロッパ製は、走行中はフロントエアコンでは物足りない時もあるでしょう。でも、ぜひ悪いことばかりをしっかり想定して、輸入車に乗ってみてください。国産にない、よさが、徐々に頭の中の想定した悪い部分をうち消してくれるはずです。良いことばかりを想定して買うと、短期間に手放すことになるでしょう。


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当店には、現在、アメリカで大人気のヴァナゴン、ウェストファリアが定期的に買取車両として入庫してきます。それこそ、今まで記載した、すべての事柄に大きく当てはまる、代表的なメンテナンスが難しいやんちゃな輸入車でもあります。輸入車のキャンピングカーのなかで、最も難しい車だといっても過言ではありません。リアにエンジンを積み、フロントのラジエーターを利用して水冷で走る、非常に珍しいエンジン機構を持つ車で、そのうえ30年前の旧車でもあります。多くのパーツは製造されていません。そしてキャンピングカーの元祖といわれる名車です。

エンジンの重要なボルトが折れたり、ミッションも壊れたり、壊れたら軽く片手の修理費が飛んでいきますし、ガソリンタンクに水が浸入する、そういったことがいつ起きるかわからない、しかし、乗れば、そんな不安を軽く吹き飛ばすだけの、唯一無二の乗り味が楽しめます。それこそ、ウェストファリアは「当たり」「はずれ」が、とても大きな車なのです。2017年から2023年で、16台のT3ウェストファリアを買取させていただき、現在当店のふたりのスタッフが、輸入車の良さを満喫しています。


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 輸入車キャンピングカーの選択肢は


この記事は、2016年に書いた記事です。バーストナーが倒産し、ニースマン、ハイマーなども権利移譲が繰り返されてきました。しかし、2023年、フィアットが本腰をいれてきました。ですから、今回2023年記事を編集いたしました。

 ズバリ、この二社


自宅からだいたい200キロの範囲でキャンピングカーを主に利用するんだという方は、どこの輸入車販売店で購入しても良いと思います。また中古車は、既に保証が切れているためにどこで買っても良いのかもしれませんが、購入後の修理ができるかどうかは確認して買われるべきです。



新車の輸入車キャンピングカー、そして北海道や九州など、全国を旅したい、そういった方は、ナッツRV、もしくはフジキャンピングカーで購入をされると安心だと思います。その方が忖度なしに安心して旅行ができると思います。特にナッツは、輸入車の老舗、東和モータースとタッグを組んでいます。当店でも、国産車用のテスター、50万近くする輸入車用のテスターを所有していますが、どれだけ優秀な診断機を所有しても、絶対的な故障個所を絞り込むことはできません。最後の最後は、経験になります。そういった意味でも東和モータースとタッグを組む、ナッツRVは一歩前に出ると思います。

デュカトバンの5社の出来上がりを、見させていただきましたが、ナッツRVはキャブコンの長年のノウハウを見事に詰め込んでいました。ものも一番良いと思います。シティースイートの電動ベッドの仕組みをうまく取り入れています



前述のエンジンチェックランプがついた場合、北海道や九州であっても全国的に直営店があるお店であれば、それなりの対応はしてくれるはずです。

2023年、先だっても、関西方面の方が関東方面で旅をなさり、ミッション故障で3か月放置されていて買取のご相談がありました。積載車に乗らない6メートル越えの不動車はなかなか我々も動けないのです。ミッション全取替なのかとお聞きすれば、10万程度の電子部品の交換です。

2023年、新車購入、3年、距離2万キロ程度でも、遠方で故障が起きると、買った本店から紹介された提携店と言えども、後回しにされるのが現状なのです。全国的に輸入車キャンピングカーで旅したいという方は、全国に直営店があるお店で購入するのがベストだと、言い切っておきましょう。

最後に、買う時に担当者が、輸入車は壊れますけど、やれる限りは面倒みさせていただきます。そういった人間から買うことがとても大切です。今の輸入車は壊れませんよ、なんていう無知な担当者は絶対に避けておくべきです。売るお店は、手放すお客様の車の状況や気もちは知らないのですから。



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キャンピングカーライターさんへお願い

昨今、キャンピングライターさんがばれないと思われるのでしょうか、著作権侵害、つまりパクリをおこなわれます。大変残念ですが、個人、法人、二名を刑事告訴させて頂き、書類送検をさせて頂きました。

さまざまな記事は私たちの経験から書かせていただいておるもので、警察対応では、ばれないと思った、そう言われます。無断転載、無断引用は重たい犯罪行為です。絶対にお止めください。













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